ファッション専門学校のオープンキャンパスって何するの?
ファッション専門学校のオープンキャンパスでは、どのようなことが行われているのでしょうか。
オープンスクールと言われることもあるオープンキャンパスと学校説明会の違いや、実際に行われている内容を詳しく解説します。
また、「みんな行っているの?」「何を着て行けばいいの?」「参加すると何がいいの?」などの疑問にもお答えします。
オープンキャンパスって何?学校説明会とは違うの?
ファッションの専門学校に限らず、多くの学校でオープンキャンパスや学校説明会が行われています。
この2つの違いをまとめると、以下のようになります。
- オープンキャンパス
- 学校説明会
- 対象者
- 受験生本人
- 保護者
- 内容
- 体験入学や学園祭訪問、在校生との触れ合いなど
- 学校生活やカリキュラムについての説明など
- 主な役割
- 学校の見学
- 学校の紹介
- オープンキャンパス
- 受験生本人が参加して、学校の雰囲気を掴むためのものです。
実際の授業を体験したり、学校側が用意したイベントに参加したりすることで、「この学校に入学した後の自分の姿」をイメージしやすくなります。
オープンキャンパスの中に、学校説明会が含まれることもあります。 - 学校説明会
- 保護者が参加して、学校の教育方針やカリキュラム、行事など、学校生活全般について詳しく話を聞くためのものです。
子供が通う学校のことを、しっかりと理解できます。
説明会の後に、校舎内の見学ができることもあります。
オープンキャンパスって行った方がいいの?みんなどのくらい行ってる?
ほかの受験生がオープンキャンパスにどのくらい参加しているのか、何を着て行ったらいいのかなど、気になるところを調べました。
- 受験生のどれくらいが参加しているの?
- ファッション専門学校に限りませんが、実際に進学した専門学校へのオープンキャンパス参加率は86.7%(「2020年卒マイナビ進学会員後追い調査<集計版>」(2020年3月)より)。
ほとんどの受験生が参加していると言えます。
- 何回ぐらい行った方がいいの?
- 最低でも2回以上は行くことをおすすめします。
誰でも初めての場所は緊張するものです。1回目は緊張してしまって「帰ってきたらよく覚えていない」こともあります。複数回行くと緊張もほぐれ、落ち着いていろいろ見ることができます。
一緒に行く友人を変えて訪問するのも、違う視点が得られて新しい気付きがあります。
- 何校ぐらい行くべき?
- こちらも回数と同じく、最低でも2校以上は参加するといいですね。
「行きたい専門学校は決まっているから、そこだけでいい」と考える受験生もいるかもしれませんが、1校だけでは比較検討することができません。
複数校行くと、「やっぱり希望校がいい」と再確認できることもありますし、逆に「こっちの学校もいいかも…」と思うこともあります。
比較検討することで、「自分にとって何が一番重要か」が明確になります。
- いつ行けばいいの?
- 特に「この時期がいい」ということはありません。参加できるタイミングで参加しましょう。
実際には夏から秋にかけて行われるところが多くなっています。
夏は高校生が夏休みになるため学生は参加しやすく、学校側も在校生が夏休みに入り準備や対応がしやすいためです。
秋は学園祭や文化祭のタイミングで開催される傾向にあります。
学校によっては予約が必要なこともあるので、行きたい学校のホームページなど事前に確認してください。
- 何を着て行けばいい?
- 制服と私服の割合は、実はほぼ半々(「スタディサプリ進路 調べ」2017年2月)。
学校の先生と体験授業の中で直接話したり、個別相談会に参加したりする場合は、制服の方が安心できるかもしれません。
ただし、参加する体験授業が身体を使うものや汚れる可能性があるものの場合は、私服で行った方がいいでしょう。「ファッションで自己アピールしたいから私服で行く」という意見もありました。
1回目のオープンキャンパスは制服で、2回目は私服で行くこともおすすめです。
- どうして行った方がいいの?
- 実際に行って体験すると、「学校と自分の相性」を確認できます。
学校の雰囲気や授業内容、先生と在校生の距離感など、本やネットでは実感することができません。「自分の好きな、または学びたい系統の服装の人がいるか」もチェックできますね。
また、通学路について体感するのも重要なポイント。入学したら、雨の日も風の日も、朝も夜も数年間はそこへほぼ毎日通うことになります。
電車の乗り換えや混み具合、学校までの道は平坦か坂道かなど、しっかり確認しましょう。
さらに、最大の利点は、「オープンキャンパスに参加することで得られる入試情報」です。学校によっては、総合型選抜(旧AO入試)のエントリー資格が得られたり、面談が免除されたりすることもあります。
ファッション専門学校のオープンキャンパスってどんなことをするの?
実際にファッション専門学校のオープンキャンパスではどのようなことが行われているのか、事例をご紹介します。
- 文化祭
- 学生がデザインした服で行われるファッションショーや作品展示、バザー作品販売、模擬店、野外ステージなど、とても大きな規模で行われる一大イベントです。
当サイトで紹介している文化服装学院のファッションショーは、毎年2万人もの観客が訪れます。
ここで入学相談を受ける学校も多いです。 文化服装学院について詳しくはこちらをご覧下さい。 東京のファッション専門学校おすすめ第1位 文化服装学院 - 入学体験
- 洋服やアクセサリー作り、スタイリスト体験、モデルウォーキングレッスンなど、実際に行われる授業に即した体験ができます。在校生がサポートしてくれることが多いため、学校や授業内容についての質問もできます。
- 個別相談会
- 学校のスタッフが個別で対応してくれます。学費・奨学金についてや卒業後の進路など、疑問に思うことを詳しく聞ける機会です。
- 学校説明会・入試説明会
- 学校の理念や教育方針、入試形態、特待生入試などについて、説明が行われます。校舎の見学ができる場合もあります。
関連ページ一覧
- 将来につながるファッション専門学校の選び方
- 「販売員」になるための方法とお給料を紹介
- 「デザイナー」になるための方法とお給料を紹介
- 「パタンナー」になるための方法とお給料を紹介
- 「スタイリスト」になるための方法とお給料を紹介
- 「バイヤー」になるための方法とお給料を紹介
- 「アパレルプレス」になるための方法とお給料を紹介
- 「ファッション雑誌の編集者」になるための方法とお給料を紹介
- 「VMD(ビジュアルマーチャンダイザー)」になるための方法とお給料を紹介
- ファッション業界の仕事一覧
- 学費ってどれくらいかかるの?
- ファッション専門学校と大学はどちらが就職に有利?
- ファッション専門学校のオープンキャンパスって何するの?行ったほうがいい?