ファッション専門学校の気になる学費や奨学金制度について調べまとめました
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2年でかかる平均的な学費は?

2年でかかる平均的な学費は?

ファッション専門学校は受講するコースによって1〜4年と幅がありますが、例えば2年間専門学校に通った場合、学費は総額でいくらくらいかかるものなのでしょうか。

東京都専修学校各種学校協会のデータによると、平成28年度の都内専門学校の初年度納付金の平均額は124万2,000円でした。卒業までにかかる金額は学校や分野によって異なりますが、だいたい200〜400万円と考えておくといいでしょう。この中でも服飾・家政関係の専門学校に2年間通った場合の平均納付額は、初年度にのみかかる入学金に加えて、毎年かかる授業料、実習費、設備費、その他の合計が189万8,000円となっています。

あくまでこれは平均的な学費であり、希望する学校によってはこの金額を大きく上回る場合もあるでしょう。学費は各学校のホームページでも調べることができます。専門学校に通うとなると学費以外の出費もいろいろありますが、生活費と違って学費は絶対に削ることができないものです。その学校に通いたいなら必ずかかる金額ということを意識した上で、きちんとした計画を立てるためにも、入学を考えている学校を卒業するまでにかかる学費の総額はしっかりチェックしておきましょう。

学費以外にかかるものは?

学費以外にかかるものは?

服飾系の専門学校では、生地や色彩に関する実験的な授業で使う設備の使用料やパターンを作成する際に使う生地代、あるいは資格試験を受けるための受験料など、授業料以外にかかるお金がいろいろとあります。しかしこれらのほとんどは施設費・実習費・教材費などに含まれており、年間で必要とされる学費として明記されています。

こういったもの以外にかかるお金のいちばん主なものは生活費です。都内の専門学校に入学して、実家から通える場合は交通費やお昼代くらいしかかかりませんが、地方から出て来て1人暮らしをする、寮に入る、という場合には月々の出費がぐんとアップします。

東京での一人暮らしの家賃相場は、最低でも6万円程度からです。寮なら食事付きで5万円前後に抑えられる学校が多くなっています。寮の場合は、その分門限があったりと生活を制限されることもありますが、セキュリティ面では寮母さんや他学生と共同生活をしている分、安心かもしれません。全体の費用を抑えたい場合は、寮に入ったほうが節約できます。

さらに、将来ファッション関係の仕事に就きたい学生たちにとって、流行に敏感であることはとても重要です。ファッションショーを見たり、雑誌を購入したりすることはもちろん、いろいろな人に会って話を聞いたり、コネクションを作ったりするための交際費も必要です。お金がないからと言って引きこもっている場合ではありません。そのために、専門学校に通いながらアルバイトをしている学生がほとんどです。

奨学金や特待生制度がある学校も

専門学校へ行きたいけどお金がない、アルバイトしながら通うにしても学費が払えない、という場合には、奨学金を利用することもできます。日本学生支援機構(JASSO)や東京都育英資金が提供している貸与型の奨学金や、専門学校が独自に提供する給付型・貸与型の奨学金もあります。また、日本政策金融公庫の教育ローンを利用することもできますので、学費がないからと言ってすぐにあきらめずに、利用できる方法を探してみましょう。

奨学金は、例えば日本学生支援機構(JASSO)の利息ありの場合、月々3万円、5万円、8万円、10万円、12万円から選んで在学中借り続けることができます。

もちろん貸与型の奨学金は卒業後に返済しなければなりませんし、貸与型・給付型の奨学金や教育ローンを利用できた場合でも、学費が全額まかなえない場合もあります。また、卒業後すぐに仕事に就いて生活費以外に返済金を捻出できる経済状況になるとも限りませんが、それでも夢を追いかけたいという強い意志がある場合は、こういった手段を利用することを考えてみてもいいと思います。

ちなみに、日本学生支援機構(JASSO)の奨学金なら、卒業後に失業した場合など、返済ができなくなった時に、所定の返済の猶予の手続きを行えば、その分の利息を後々支払う前提で、返済を先送りすることも可能です。

奨学金の制度を使用する人は多く、学生の約半数がこの制度を利用しています。自分の将来のための投資として、この制度を使うということも考えてみましょう。

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