バイヤーになるには?
バイヤーとして働くには、2種類あります。まずは、大手百貨店へ入社して総合職の販売員として働き、ステップアップしてバイヤーになる方法です。この場合は、百貨店の社員として一般教養なども含めた幅広い知識が求められます。そのため、大学を卒業してから就職するというパターンが多くなります。
次に、セレクトショップでバイヤーとして活躍する方法です。セレクトショップのバイヤーは、よりハイセンスなファッションに対する感性が求められます。そのため、専門学校などでファッションに関する知識を深く学んだあと、店舗で販売員としてセンスを磨き、そのままバイヤーになるというケースが多くなります。
いずれにしても、いきなりバイヤーとして採用されるということはなく、新人のころはみんな販売員として経験を積み、10年程度でバイヤーになるというキャリアの築き方になります。また、自分でオーナーとして店を持てば、すぐにバイヤーの仕事をすることも可能ですが、フリーランスでバイヤーをするというケースはほぼ無いといえます。
バイヤーに役立つ資格とは?
バイヤーになるために、特別な資格は必要ありません。資格よりも経験がものをいう世界です。ただし、以下のような資格を持っておけば、将来役立つ可能性は大いにあります。
- 販売士
- ファッションビジネス能力検定
- ファッション販売能力検定
- 英語検定やTOEIC
上から3つは、ファッションと販売に関わる人なら定番の資格です。マーケティングから、接客、販売戦略やファッション業界に関する知識が満載になっています。また、4つ目の英語検定やTOEICは、世界を飛び回って商品の買い付けを行うバイヤーならではの目指すべき資格です。英語スキルは、世界で通用するバイヤーになるために、欠かせない能力のひとつです。TOEICであれば、世界中で共通の資格として認められているので、転職の時にも有利になります。
バイヤーの気になるお給料は?
バイヤーのお給料はそれほど高くはありませんが、販売員よりは年収でいうと100万円くらい高いというのが平均になっています。もちろん、実績によっても前後しますが、ある程度経験がなければできない仕事です。平均は以下のようになっています。
- 25〜29歳
- 年収300〜350万円
- 30〜34歳
- 年収400〜450万円
- 25〜39歳
- 年収550〜600万円
もちろん、大ヒット商品を次から次へ生み出すバイヤーになることができれば、もっと給与は上がることになりますし、都市部の大手百貨店に努めている場合であれば、総合職の年収は40代で800万円以上になることも少なくありません。
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